驚愕の記憶「出会い」

 まいどまいどです。本日は驚愕の記憶「出会い」をお送りします。この驚愕の記憶も延び延びになってしまっていますが、忘れたわけではありませんので(笑)。

 時は1985(昭和60)年8月4日(日)。(株)ポッカコーポレーション立川営業所の営業マン(入社3年目)だった私は、午前中は八王子市(東京都)で草野球の試合をしていました。試合後、チームメンバーで昼食を取り、自宅(東京都昭島市のマンション)に帰るところでした。暑かったので「家に帰ってからビールを飲んで昼寝しよう。マンションの前にある自販機でビールを買えばいいか」と思い車を走らせていました。しかし自宅近くなった時に何か考え事をしていて、目当ての自販機の前を通り過ぎてしまいました。「あっ!しまった、行き過ぎちゃった!」と思いましたが、すぐに「ま、しゃあないな。左折したところにあるスーパー(「しまや」という名前の小さなお店でした)はビールも置いているので、そこで買えばいいか」と思い直し、しまやに向かいました。

 店に着くと店頭で若い女性(👈この女性が結果的には妻でした(笑)。当時は都内某大学の1年生でした)が何かの試飲販売(食品業界用語ではこれを「マネキン販売」とか「デモ販(デモンストレーション販売の略)」と言います)をしていました。それはワンカップのお酒で有名な「大関酒造」の「クール・クール」という果実酒のマネキン販売でした。実は当時、ポッカも「カリフォルニアクーラー」という果実酒シェアトップの商品を販売していましたので、私も少しは果実酒についての商品知識を持っていました。それで「この若いマネキンの女性がちゃんとした商品知識を持っているかどうか?」を探ってみるつもりで話しかけたのがキッカケです。

 話しかけるだけで買ってあげないのもかわいそうなので、確か2本くらい買って帰ったと思います。その後、自宅でビールを飲みながらも何となくそのマネキン販売の女性のことが気になって、再度「しまや」に行きました。その時に具体的に何をどう話したのかはあまり記憶にないのですが、後で妻に聞いたら「てっきり次のマネキン販売の仕事をもらえる話」と思ったようです(笑)。きっと怪しい人物と疑われない様に、自分の名刺を出したからでしょうね。そしてマネキン販売の終了後に、何となく一緒にご飯を食べてその女性を隣町の立川市の自宅まで送り、別れ際にお互いの連絡先を交換したという経緯です。

 まあこう書くと「単なる堀場のナンパやん!」と思われがちですが、実は私は学生時代からナンパとか殆どしたことがなく、女性を誘うということが決して得意ではなかったのです(今の堀場からは全く想像がつかない、とよく言われます(笑))。でもこの日は何かスムーズに話が運んでしまいましたねぇ(笑)。今でも殆どのシーンを鮮明に記憶しています。

 ま、結論を言えば、私にとって1985年8月4日は神様から「人生、最高のプレゼントをいただいた日」。妻にとってこの日は「人生で最も大きな選択ミスをしてしまった日」だと思います(笑)。

これは確か翌1986(昭和61)年の5月のゴールデンウィークに埼玉の奥に猪料理を食べに行った時の写真だと思います。当然ですが、2人とも若いなぁ(笑)。👇

 ※驚愕の記憶シリーズは次回が最終回で「結婚式」です。