ガンバレ、現役ドラ戦士            <VOL3>51 高松渡内野手への熱いメッセージ

 まいどまいど。なかなか借金地獄から抜け出せないドラゴンズですが、若い野手が少しずつ力をつけてきて楽しみ、と思っています(思うようにしています(笑))。さてそんななか、私が何とかレギュラーを取ってもらいたい、と応援しているのが高松渡内野手です。

 今年、高松がヒーローになったのは5月6日(土)のヨミウリ戦(バンテリンドーム)でした。1‐1の同点の8回裏に代走として登場。初球に二盗を決めて、その後、福永のタイムリー安打で決勝のホームを踏んだ試合がありました。試合後の立浪監督の談話です。👇

 ここまでなかなかスタートを切れていなかったので、本人も覚悟を決めて、素晴らしいスタートを切ってくれた。自信にしてほしい。彼の場合は「走るな」のサインが出る以外はスタートを切っていいと言ってあるので。ベンチからいきなりいって、初球に走るというのは難しいことだけど、あの走塁が生きて良かった。

 これ字ヅラにすると簡単ですが、高松本人にはスゴイプレッシャーがかかることですよ。「いつでも走っていい」と言われても、高松が代走で起用される場面は何とか同点に追いつくか勝ち越したいというしびれる場面ばかり。盗塁成功すれば大ヒーローだけど、失敗すれば全てがオジャン!ファンからはため息と怒り。マスコミからは叩かれるという逃げ出したくなる気持ちですよね。

 でもベンチとしてはこういう足のスペシャリストを最後の最後のギリギリまで持っていたいですよね。一気に得点圏に走者を進められるし、相手にもプレッシャーがかけられる。そういう意味でも高松の存在感は大きい。プロ野球選手で走攻守全てに秀でている選手なんてそうそうはいないので、こういったスペシャリストとして生き抜いていく、という考え方もあります。

 ただ、やはりプロの世界は沢山のお金を稼ぐ場でもあるわけで、そのためにはやはり1つレギュラーポジションを奪った方が間違いなく給料は上がる。本来は内野手ですが、今のドラゴンズならレフト大島あたりが狙い目ですよね。是非、レギュラーを奪ってほしい。勿論、大島も「ああそうですか」と簡単にレギュラーを手放すことも無いので、その壁は厚くて高いけど。

 ★次回は 68 福永裕基 & 5 村松開人 を予定しています。