東京の道路は・・・

 まいどまいどです。毎日の様に、最少でも100Km以上は名古屋市内を運転している私です。そもそも車の運転が好きなのでさほど苦にはならないですね。それに例えば、この道は路上駐車している車が多いから右車線を走ろうとか、この時間帯は右折車が多いから左車線を走ろうとか、の傾向も把握出来ているので、結構日々スムーズに仕事をこなせています(ただ、マナーの悪いドライバーにはいつもカリカリしていますが(笑))。それに何より、名古屋市内は車の数そのものが多くない、或いは広い道が多いので強烈に渋滞する箇所が少ない、というのも要因でしょう。勿論比較しているのは東京のことです。

 1983(昭和58)年に(株)ポッカコーポレーションに入社。2年目から本格的に営業マンとしてスタートしましたので、そこからは毎日のように営業車を運転していました。当時は立川営業所だったので、多摩地区(つまり東京23区以外)を運転することが多かったのですが、時々は23区内に行く仕事もありました。そんな時は甲州街道(国道20号線)や青梅街道や環状7号線(通称カンナナ)を使いました(東京で生活したことがある人なら何回か耳にしている道の名前ですよね)が、東京での運転歴初心者の頃の私は2つのことに驚かされました。

 1つ目は、東京の道路では信号が赤になったら車が走り出す、ということ。つまり信号待ちしていて、かなり先にある次の信号が赤から青になっても、それが伝わってくるのが遅く(理由は勿論、車の数が多過ぎるから)、再び赤になった頃にようやく進み始める、ってことです。これほぼ毎日のことでしたが、今もそうなんでしょうか?東京の主要幹線道路で毎日のように車を運転している人が、このブログの読者さんにおられましたら、是非、現状を教えて欲しいですね。

 2つ目は、東京の道路では右折するためには左側を走らなければいけない、ってこと。1つ目は笑って済ませられた話ですが、これはそういう訳にもいかない話です。慣れないと事故を起こす原因にもなります。

 昔は今の様に、ナビもスマホの道案内アプリもありませんでしたから、分厚い「東京道路地図」を購入してその地図の得意先の住所のページのところに〇印を付けておき、その地図を運転している両足の真ん中に置き、見ながら運転するという方法です。本当は危険ですね(笑)。

 ある日のこと。初めて行く得意先に向かい出発しました。「え~っと、確か環七と千川通りの交差点を右折して、南長崎の方に向かうんだな」と認識している状態です。しかしなかなかその交差点が出て来ない。「あれ~っ?環七と千川通りの交差点が出て来ないなぁ、おかしいなぁ・・・」などと思いを巡らせ、再度現在地と地図をチェックすると、何と既に行き過ぎてしまっているではありませんか!「ありゃぁ、いつの間に行き過ぎたんやぁ」と自分自身がビックリ。実は知らぬ間にその交差点の「陸橋」を渡ってしまっていたんです。そもそも交差点が陸橋になっているなんて全く思っていなかった。正しく南長崎の方に向かうためには、一度左側の車線に入って側道に出て、直ぐに右車線を走り、陸橋交差点の下をくぐって右折しなければいけないのです。これには本当にビックリしました。この時にこの話の冒頭の「東京の道路では~走らなければならない」を痛感した次第です。東京にはこういった陸橋交差点がいくつもいくつもあるので、結構何回も痛い目をしましたねぇ。

 名古屋でこの類の陸橋交差点は殆ど無いと思いますよ。上社のあたりに一つあるかな。そういう意味ではナビが出来て今は本当に便利になりました。でもナビ任せになってしまって、あまり道を覚えていないかも(笑)。