ドラゴンズ背番号物語 「00」

 プロ野球選手の代名詞である背番号。私がドラゴンズファンになった1971(昭和46)年から今年まで、ドラゴンズの背番号別に選手を紹介。毎回、私が独断と偏見で(笑)そのなかから1人をピックアップ。思い出やエピソードを書きます。※前回のブログでもこのコーナーを設けておりました。ある人から「是非もう一度、このコーナーを復活させて」とのリクエストがありました。

 先ず1回目は「00」です。ドラゴンズの公式ホームページによると、「00」を付けた選手は以下の通りです。

 (1971~1991までは該当選手無し)★1992~1993(2年間)若林隆信 投手→内野手 ※あまり印象がいないなぁ★1995~1999(5年間)山口幸司 外野手 ※結構鳴り物入りで入団したが・・・★2000(1年間)吉原孝介 捕手 ※巨人からトレード(?)で入団★2001~2003(3年間)柳沢裕一 捕手 ※明大卒でこちらも巨人経由で入団★2004(1年間)前田新悟 内野手 ※PL→明大というエリートコースでしたが・・・★2006(1年間)柳沢裕一 捕手 ※同上★2007~2010(4年間)前田章宏 捕手→ブルペン捕手/2軍用具担当 ※確か中京大中京卒のドラ1だった様な★2014~2016(3年間)アンダーソン・エルナンデス 内野手 ※印象が薄い中途半端な外国人選手 (2017年以降は該当選手無し)

 個人的に「0」はOKですが「00」は何となくしっくりこないなぁ。そう感じているのは私だけでしょうか?過去を見ると意外にも捕手が多く付けたんですね。柳沢は2回も。このなかで1人ピックアップと言ってもなぁ。特に印象深い選手はいないなぁ。敢えて言えば、ヒーローインタビューで男泣きした柳沢か1995年から5年間付けた山口かなぁ・・・。では山口をピックアップします。

 山口は入団時(1989年)は「9」でした。ちょうど中尾が巨人に移籍し空き番になったからです。大宮東高校時代は通算56本の本塁打を打つなど、超高校級でドラフト1位に値するような選手でした。ただ法政大学へ進学予定という情報があったため、どの球団も指名を見送っていました。そんななかドラゴンズはこの山口を3位で指名。プロへと翻意させました。ちなみにこの年の1位は今中投手(大阪桐蔭高)、2位は大豊泰昭外野手(中日球団職員)でしたので、他の球団からは「中日は3人の1位候補選手を入団させた」というやっかみの声が上がったそうです。

 1年目から一軍出場(23試合)を果たすなどしましたが、故障が多く伸び悩み。7年目の1995年から「00」を付けました。しかしその後も故障に悩まされ続け、レギュラー獲得はならず。1999年オフに11年間の選手生活に別れを告げました。

 山口は1991年6月18日の大洋戦(ナゴヤ)で超珍しい経験をしています。この試合は彦野外野手が盛田投手からサヨナラ本塁打を打って勝利したのですが、その彦野が一塁ベース付近で左ひざ靭帯を負傷。走塁が出来なくなり何とそのまま退場。山口が急遽、代走に起用されホームイン。何とも珍しい「サヨナラ本塁打打者の代走による得点」を記録しています。いいとこ取りみたいな感じだったので、ホームインした時は立浪などから蹴りを入れられていましたね(勿論、冗談っぽく)。

 プロ野球選手は才能やセンスや努力も大切ですが、やはり故障に強い体を持っていないと大成出来ないということですよね。 

 皆さんのなかで印象に残っている「00」は誰ですか?皆様からの独断と偏見に満ち満ちた沢山の投稿をお待ちしております。※次回は「0」

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