岡田彰布はスゴイ

 まいどまいどです。このブログの野球の話題は大好きなドラゴンズか大嫌いなジャイアンツ、もしくは東京六大学野球が多いのですが、今回は岡田彰布のことを書きます。

 改めて岡田彰布の経歴です。昭和32年生まれで、北陽高校(大阪)→早稲田大学→阪神(14年)→オリックス(2年)と歩みました。通算打率.277で本塁打は247本、打点は836。現役現役引退後は阪神(2回で通算7年)とオリックス(3年)の監督を経験。阪神ではリーグ優勝2回(内1回は日本一)を含みAクラス入りは6年ありました。

 この経歴だけでも凄いのに、今回購入した「東京六大学野球 100年史 野手ヒーロー編」という雑誌を読んで、岡田の凄さに更に驚きました。先ず、北陽高校から早稲田大学への入試は1年の時から家庭教師も付けての猛勉強の末の一般入試合格である、ということ。幼少期から「どうしても早稲田に行きたい」という執念があったのです。てっきりスポーツ特別枠での入試だと思っていました。

 そして早稲田大学では1年春からレギュラーポジションを獲得しましたが、この時に風疹にかかってしまい最初のシーズンは4試合のみの出場に終わりました。満を持して迎えた1年生の秋。主に7番レフトで13試合に出場し、いきなり打率.311と活躍しました。実はこの頃から、堀場は岡田のことを知っていました。何故なら、あの昭和の怪物と言われた法政大学の江川に立ち向かった早稲田大学に注目していて、そこにいきなり1年生がレギュラーになったからです。

 その後も毎シーズン早稲田大学の強打線を牽引し、3年生の秋には戦後4人目の三冠王を獲得。4年生の時は主将を任されるほどのリーダーシップも持ち合わせていました。大変に失礼ですが、顔だけ見たら、何かちょっととぼけた感じしかしないんですけどね(笑)。

 で、更に凄いのが、大学4年間の通算打率.379と通算打点81は、46年間今も破られていない六大学の記録なのです。つまり打撃主要3タイトルの内、2つを岡田が持っているということです。このことは、この雑誌を読んで初めて知りました。ちなみに通算打率2位は、早稲田大学の先輩で中日で大活躍した谷沢健一の.360。岡田が卒業する時に谷沢の通算打率記録を破ったのは知っていましたが、六大学記録ではなくてっきり早稲田大学内の記録だと思っていました。また、通算打点の2位は慶応大学から読売に入団した大森剛の78、3位は法政大学から阪神に入団した、あの田淵幸一の76です。そして、唯一逃した本塁打も20本打っていて4位。1位の高橋由伸(慶応大学→読売)の23本とは僅か3本差でしかありません。

 いやぁ、岡田は凄いわぁ。野球脳も高いですしね。ホント、見直しました。

21歳。大学3年生の頃の岡田です。↓

 そして68歳になった岡田です。↓