生前、星野さんはボランティアについてこう語っていました。「選手も楽をして稼いでいるわけではない。それぞれに家庭があり、人生があり、経済事情も様々だが、一般の人に比べて恵まれているのは確かである。金があるのだから善行をしなさい、と単純に言っているのでは勿論ない。若くして恵まれた仕事に就き。世間から大事にされている幸せに酔ってばかりいないで、一人の社会人として【世間に広く目を向けよ】という想いからである。サイン会やテレビに出演すれば多額の謝礼も出る。そんな生活が当たり前になると、もっといい車が欲しいとか他球団の選手はもっといい暮らしをしているとか際限なく欲望ばかりを膨らます人間になってしまうのではないか。そんな人間を誰が立派だと思うだろうか。だからこそオフのゴルフやサイン会を何回か減らしてでも、自らの幸せを周囲と分かち合うという気持ちを具体的に示してほしいのである」
私はこれを読んでいろいろと考えさせられました。自分も決してお金に余裕があるわけではないけど、日々、穏やかに平和に暮らせているのは確かです。ならば本当に「自分に出来る範囲でボランティアをしよう」と思い、このあしなが育英会に毎月¥1,000、国連WFPに毎月¥1,000を寄付し始めました。10年以上前からです。そして今年からは前回記した理由で「あしなが育英会」に¥2,000、「国境なき医師団」(「国連WFP」から変更)に毎月¥1,000を寄付しています。
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