驚愕の記憶、VOL 4(前編)

 皆さん、こんにちは。例によって唐突ですが(笑)、「驚愕」って言葉の意味わかりますか?わかりますよね。「驚愕」または「驚き」とは動物が予期しない事象を体験した時に起こる瞬間的な感情のこと、らしいです。人生60年の間には驚愕することが沢山ありました。そんな驚愕のなかで、今も忘れられなくて私の記憶に入っているものを、児童期から順を追って20題ほどご紹介します。名付けて「驚愕の記憶」。今回は「驚愕の記憶 1984年5月17日 豊田選手の逆転2ラン(前編)」です。今のドラゴンズにはこの豊田選手の様なガッツある選手が必要!

 この1984(昭和59)年は中日が読売にやたら強く、この試合が始まる前の時点で6連勝中でした。この試合は福島県の郡山市で行われたデーゲームでした。当時私は(株)ポッカコーポレーション入社2年目の営業マンで、道中の車のなかでこの試合をラジオで聴いていました。試合は8回裏終了時点で3-4と中日が劣勢。「あ~ぁ、遂に読売戦の連勝も6でストップかぁ」と勝利などほぼ諦めていましたが、ここから奇跡が起こります。下の動画を見ていただければわかりますが、9回表二死ランナー無しから田尾が四球を選び出塁。ここで代打に起用された豊田選手が何と、何と西本から逆転の2ランを打つのです。もう車の中でメチャクチャ、本当にメチャクチャ喜びました。しかし同時に一つ大きな問題が発生しました。実はこの日、京王ストアというスーパーの本部商談のアポイントが入っておりました。でも「こんな劇的な逆転の試合の結末を知らずに商談に行くことは出来ない」と思った私は、商談場所の駐車場に到着しましたが、そのままラジオ中継に聴き入ってしまいました。9回裏の読売の攻撃が簡単に三者凡退で終われば、ギリギリでアポイントの時間に間に合ったと思うのですが、読売も執拗に粘ります。それでも最後は何とか、牛島投手が抑えて5-4で勝利をゲット。それを聴き終わってから、本部商談に駆け付けました。つまり「確信犯的遅刻」をやらかしたのです。当然ながら、京王ストアのバイヤーと帳合先の加藤産業の課長から怒られましたねぇ。内心は「やったぁ、これで対読売戦7連勝!」とほくそ笑んでいましたが、表面上はひたすら遅刻のお詫び。そんな強烈な思い出がある試合なんです(笑)。

 余談と言い訳ですが(笑)、当時もしもスマホがあったら、何だかんだと理由をつけて商談に遅れることを京王ストアには電話連絡していたと思います。あるいはとりあえず商談会場には入って、商談待ちの間にひたすら9回裏の読売の攻撃を確認していたでしょうね。

 この試合について次回の(後編)では、当事者の豊田選手のことと外野席でトランペットを吹いていた応援団Dさんのことを書きますね。 今回の驚愕の記憶(前編)は如何でしたか?是非、ご意見や感想をお寄せください。

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