毎日、誰かの誕生日<10>

私は今現在、年間に約250人に誕生日メッセージをLINEやメールで送っています。あ、送っていない人はゴメンナサイ(別に謝ることでもないか(笑))。最も早い人だと1987(昭和62)年からなので、もう30年以上送り続けていることになります。これはちょっと自慢です。これを始めたキッカケや効用。そしてバースデーの聞き出し方などを12回に分けて書きます。このバースデーメッセージを送る輪が広がってほしい、という想いを込めて。

 ずっと書いてきた様に、このバースデーメッセージは特にお金がかかるわけでもありません。自分の手帳やスケジュール帳に簡単に相手の名前とその誕生日を記入しておいて、その日が来たらMAX5分くらいをLINEかメールでのメッセージ送信に費やせば良いだけのことなので。そうすればかなり高い確率で、相手からお礼の返信が届きます。「誕生日を祝ってもらえて嬉しくない」なんて人は、この世には皆無といって良いのではないでしょうか?

 とは言うものの、中には「もう自分の誕生日なんて忘れた」とか「また歳を重ねるのがツラいです」などと返信してくる人もいます。勿論、照れ隠し的な表記もあるのでしょうけどね。そんな人には、私はいつもこう返信しています。「そっかぁ、確かにもう58歳になるんだもんなぁ。でもメシも食えば歳も喰うんだよ。歳を重ねることは全然悪いことじゃないし、歳を喰うのは生きている証拠なんで良いことじゃないですか?」「こんな言い方は偉そうに思われるかも知れないけど、死んでしまったら、歳を喰いたくても喰えないですよ。歳を喰えることに感謝しましょうよ」と。

 人間も60歳を過ぎる前後から、終活のつもりなのか「これを機に年賀状を出すのをやめます」という人がチラホラ出て来ています。ということは、こちらが勝手に善意で送っているバースデーメッセージでも、実は本当は迷惑に思っている人がいるのかも知れませんね。少しばかり気に留めておこうと思っています。