まいどまいどです。今回は19番。早速、1971(昭和46)年以降に19を付けた選手を列挙しましょう。
川内八洲男投手(1971~1973)、星野秀孝投手(1974~1975)、西岡三四郎投手(1976)、大石弥太郎投手(1977~1978)、藤沢公也投手(1979~1984)、米村明投手(1985~1991)、落合英二投手(1992~1993)、Dジェームス外野手(1994)、中山裕章投手(1995~2001)、久本祐一投手(2002~2005)、吉見一起投手(2006~2020)、高橋宏斗投手(2021~現在)
Dジェームスを除き全てが投手ですね。藤沢投手の前までは短命が続きました。その藤沢投手。懐かしいなぁ。「パームボール」を駆使して一年目には13勝5敗で新人王に。27歳という遅いプロ入りでしたから新人の割には随分落ち着いた雰囲気の投手でした。しかし翌年は研究されて1勝15敗。天国から地獄へ真っ逆さまという感じですね。藤沢の後の投手は比較的長い期間付け続けていますね。そんななか今回ピックアップするのは、入団から引退までの15年間一貫して付け続けた吉見一起投手です。

この吉見投手、私の中では長きに渡りエースに君臨し続けたイメージがあったのですが、意外にも「短命」という感じでしたね。下の年度別の成績を見てください。👇

先ず15年間の現役生活のなかで2桁勝利を挙げたのは2008~2012年までの5年間だけ。ただしその内2年でセ・リーグの最多勝利投手になっていますが。残りの10年間での最多勝利は6勝(2016年)です。 また通算勝利数も100勝に満たない90勝。私の中では120勝くらいしているイメージがあったのですが、意外と少ないですね。よほど2桁勝利した5年間のイメージが強かったんですね、きっと。
ただ、吉見の真骨頂は通算勝率が.616ということと通算防御率が2.94というところにあります。つまり勝つよりも「負けない投手」だったのと「大崩れしない安定感抜群の投手」だったんですね。参考までにドラゴンズの歴代エース投手4人の通算数字を書きます。比較すると、如何に吉見がスゴイ投手だったかがわかると思います。
①星野仙一 146勝121敗 勝率.547 防御率3.60
②山本昌 219勝165敗 勝率.570 防御率3.45
③川上憲伸(大リーグでの成績は含まず) 117勝76敗 勝率.606 防御率3.24
いわゆる「記録よりも記憶に残る投手」だったということですね。
このメンバーだと吉見になりますよね。中山が意外と長く19番だったんですね!
相羽さん
コメントをありがとうございます。中山ねぇ。横浜大洋時代は豪腕投手でしたね。ドラゴンズが優勝した1999年、少し貢献しましたね。ま、いろいろとあったけど社会復帰出来て良かったですね。