ドラゴンズ背番号物語「23」

 まいどまいどです。今回は「23」です。下の一覧表を見てください。

 いやぁ~、驚きました。「23」って、一人当たりがつけていた期間が長いんですねぇ。なのでピックアップ候補者は6人しかいません。

木俣達彦捕手(1964~1982)、川又米利外野手(1983~1997)、関川浩一外野手(1998~2004)、鈴木義広投手(2005~2014)、遠藤一星外野手(2015~2021)、福元悠真外野手(2022~)

木俣、川又、関川 いずれもオールドドラファンには超印象深い選手ですね~。川又と関川と迷いましたが、やはり私と同年齢の川又米利選手です。ちなみに川又と関川は強豪で有名な東京の調布リトルリーグの出身という共通点もあります。川又については何の説明も不要ですね。下の動画に全てが書いてあります(笑)。

 外野守備と走力で劣るため残念ながらレギュラーには定着出来ませんでしたが、ミスター代打男として本当に頼りになりました。堀場の中でミスター代打男は、江藤省三、大島康徳、藤波行雄、川又米利 といますが、川又がダントツです。

 川又が打席に立つと「打てよ、打てよ、川又(走る、走る、俺たち)。狙い定めてホームラン(流れる汗もそのままに)。みんなの夢、運んで(いつかたどり着いたら)、ライトスタンドまで飛ばせ(君に打ち明けられるだろ)!かっ飛ばせー川又、ヨミウリ倒せ、オー!」川又の応援テーマ曲の「ランナー(爆風スランプ)」の替え歌をレフトスタンドから絶叫していました。

 特に巨人戦に強く、最も思い出されるのは1991(平成3)年の東京ドームでの巨人との開幕戦。7回終了時まで2-5とリードされていましたが、8回表に1点返した後、川又が廣田から代打2ランを打って同点。その勢いで、9回表には種田の内野ゴロで勝ち越しました。野球はビハインドされている場合、先ずは同点打を打った選手が称えられるべき、というのが堀場の自論です。なのでこの試合のMVPは川又です。

 そして川又と言えばこんな珍プレイもありましたね。代打でヒットを打って一塁ベース上で喜んでいて、送球の間に二塁を陥れられる状況だったのに進塁出来ず。それを見た星野監督が一塁側ベンチで鬼の形相で怒りまくり。そしてその星野監督を見た川又の顔から一気に血の気が引き、真っ青になった。きっとあの後、川又は星野監督に死ぬほど怒られただろうなぁ(笑)。