ガンバレ、現役ドラ戦士            <VOL1>17 柳 裕也投手への熱いメッセージ

【 5月4日(木祝)の試合に選手会長の意地を見た! 】

 我が中日ドラゴンズは今シーズンも今のところ、低迷が続いています。相変わらずチャンスに打てない、長打力不足、使えない外国人選手、立浪監督の迷采配、エラー数リーグ最多・・・などなど言いたいことは山ほどありますが、嘆いてばかりいても事態は変わりません。選手もきっと一生懸命にやっている「はず」。

 であるならば、ファンの一人として現役で頑張っている個々の選手の良いところや選手への思い入れを書くことで、少しでもテンションを上げて良い方向に持って行こうではありませんか。そんな気持ちを込めて、順不同ではありますが毎回一人の現役選手にフォーカスして応援メッセージを送りたいと思います。これを読んでいるドラゴンズファンの皆様。是非、熱いメッセージを投稿してください。必ずや選手に伝わると思います。

 初回、フォーカスするのは今年から選手会長に就任した柳裕也投手です。いきなりですが皆様に質問です。星野仙一、高橋三千丈、川上憲伸、そして柳裕也。この4人に共通する言葉は何でしょう?ドラファンならすぐにわかりますよね。そうです全員が「明治大学のエース兼主将 → 中日ドラゴンズ入団」というプロセスを経ています。つまり、この柳は類稀なリーダーシップの持ち主なのです。日米大学野球の時には全日本チームのキャプテンにもなったほどです。

 そんな柳が今年から選手会長に就任しました。前任は同期の京田でしたが、DeNAにトレードになり柳に託されたのです。今年のキャンプで選手会長として「弱いドラゴンズの歴史に我々の力でピリオドを打ちましょう」と発言しました。頼もしい限りです。ただ、実際に開幕するとご存知の様に、深刻な得点力不足、長打力不足が露呈。投手が好投してもなかなか「勝利」に繋がっていないのが現状です。特に柳は打線との巡りあわせが悪く、5試合投げて防御率が1.99なのに0勝3敗(5月5日現在 規定投球回数を満たしているセ・リーグ10人の投手の中で柳だけが未勝利)。

 その3敗目を喫したのが5月4日(木祝)の阪神戦(甲子園)でした。前日の試合で中継ぎ投手6人をつぎ込んでいるので「今日は自分が長いイニングを投げて、中継ぎ投手を休ませてあげたい」という熱い気持ちで投げていました。先制のレフト前ヒットで自ら打点も挙げて、一塁ベース上でガッツポーズと笑顔でした。まさに選手会長としてチームを引っ張っている感じでした。

 しかし7回裏に1点を返され、迎えた8回裏。普通ならセットアッパーの清水が投げるのですが、戦列離脱中。前述した様に他の中継ぎ投手は昨日も投げている。ならばここ(8回)は自分が抑えてマルティネスへ直接バトンを渡そう、という志願の続投だったのです。しかし結果は裏目。遊撃手村松と左翼手大島の拙守もあって、2-3と逆転されてしまいました。この時の私は逆転されたことの怒りよりも、自分で決着をつけてチームの勝利を呼び込もう、勝ち越して借金を1つでも減らして名古屋に帰ろう、そして仲間も休ませてあげよう、という全てを背負いこんだ悲壮感溢れる柳の表情に涙が出そうになりました。そして試合後の「2-0、2-1で勝たなければいけない試合だった。勝たせられなかった僕が未熟だった」というコメント。ホント、柳はリーダーですね。余計に応援したくなりました。

 この熱い気持ちがあれば大丈夫。急に得点力が上がるとは思えないので、これからも柳には試練の時が続くかもしれませんが、この経験は必ず柳を大きくさせます。神様はまさに今、柳の「人間力」を試しています。ガンバレ、柳裕也!

 後日、このブログ自体を東海ラジオのホームページ内のガッツナイターのアドレスに送信しようと思っております。そうすれば、きっと東海ラジオのアナウンサーが各選手に伝えてくれると思います。

ですので皆様からも柳投手への熱いメッセージをお待ちしております。

★次回は 42 ブライト健太選手 を予定しています。