ドラゴンズ背番号物語「4」

 プロ野球選手の代名詞である背番号。私がドラゴンズファンになった1971(昭和46)年から今年まで、ドラゴンズの背番号別に選手を紹介。毎回、私が独断と偏見で(笑)そのなかから1人をピックアップ。思い出やエピソードを書きます。※前回のブログでもこのコーナーを設けておりました。ある人から「是非もう一度、このコーナーを復活させて」とのリクエストがありました。

 今回は「4」です。「4」はどうしても外国人選手が多くなりますよね。ドラゴンズの「4」も同様です。★1970~1972(3年間) J・ミラー 内野手 ※そんなに大きくない身体だが、腕は太く、在籍3年間で79本の本塁打を記録★1973(1年間) R・テーラー 外野手※中日は1年でクビ。翌年は阪神に移籍。★1974~1978(5年間) T・マーチン 外野手 ※ご存知「四番マーチン ホームラン~♫」★1979~1980(2年間) R・ジョーンズ 外野手 ※ビルゲイツにそっくりだったがプレーの印象は薄い(笑)★1981(1年間) R・コージー 外野手 ※いつもニヤニヤしていた変な黒人外野手だった★1982~1985(4年間) K・モッカ 内野手 ※超マジメで慕われた。最終試合ではチームメイトから胴上げされた★1986~1988(3年間) R・ゲーリー 外野手→内野手 ※この選手もマジメで皆に慕われた★1989(1年間) 清水雅治 内野手→外野手 ※小柄だがガッツあふれる良い選手だった★1990(1年間) 岩本好広 内野手→コーチ ※ご存知、乱闘要員。この時は既に現役を引退しコーチとしてこの番号を付けていた★1991(1年間) 長嶋清幸 外野手→外野守備走塁コーチ ※前の岩本と広島球場で戦った相手。皮肉にも同じチームにやって来た★1992~1994(3年間) 佐野心 外野手 ※選手としては活躍出来なかったが、今は高校野球の指導者として活躍★1995(1年間) 清水雅治 ※2回目の背番号4。この事実を私は知りませんでした★1996(1年間) D・コールズ 内野手 ※ナゴヤ球場最後の年に一番サードとして活躍。29本塁打を打ったが、守備が下手で翌年からの守備重視のドーム野球には不適と判断され1年で解雇★1997~2002(6年間) L・ゴメス 内野手 ※長打力のある陽気なメキシカン。1999年の優勝に36本塁打で貢献★2003(1年間) 酒井忠晴 内野手 ※守備の名手の酒井が4を付けていたことをここで初めて知りました★2004~2006(3年間) アレックス 外野手 ※最初は背番号22を付けていた。驚異のレーザービーム★2007(1年間) J・バレンタイン 投手 ※正直あまり印象が強くない★2008~2021(14年間) 藤井淳志 外野手 ※地元豊橋の試合にはめっぽう強い。最近は出場機会が激減している今年40歳。もうひと花咲かせられるか?

 という様に目まぐるしく変わっておりますが、この14年間は藤井選手がずっと付け続けているんですね。それも知りませんでした。で、誰を取り上げるかというと、この人です。👇

 ジョン・ミラーです。上に書いた様に、昭和45、46、47の3年間在籍。ちょうど私がドラゴンズファンになった昭和46年に4を付けていた外国人選手です。目が良くなくて、試合中は必ずメガネをかけていました。在籍した3年間で打率.245、本塁打79本、打点222 を記録。打率はやや低いですが、本塁打は毎年30本近く打ち、存在感もありました。上背はないのですが、腕っぷしは超太くパワー抜群でした。ただ、血の気が多く審判にクレームをつけることはいつものこと。昭和47年の後楽園球場での巨人戦。本塁打を打ったミラーでしたが、一塁ベースを踏まなかったということでアウトを宣告されました。その時のミラーの強烈な激昂ぶりは今でも憶えています(ただアメリカ人らしく審判に暴力を振るうことはありませんでしたが)。チームメイトとも打ち解けることはなく、気分屋のとっつきにくい選手だったようで、当時の水原監督や与那嶺監督も扱いには困っていたようです。

 20年くらい前にドラゴンズが「ケビン・ミラー」というバリバリの大リーガーを獲得寸前まで行きましたが、最後の最後に家族の事情とかなんとかでドタキャンを喰らいました。その時スポーツ紙には「やはりミラーという選手には問題児が多い」なんて書いていて、一時、このジョン・ミラーが話題になったこともあります。是非、あなたのミラー選手についての思い出も教えてください(そもそも皆さんはミラーを憶えていますかね(笑)?)。

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